京都府宮津市文珠の智恩寺に伝わる
室町時代の能の曲「丹後物狂(ものぐるい)」が絵本になったそうです。
我が子の成長を願って叱ったことが原因で子どもが海に身投げしてしまう、
いわば600年前の“愛のムチ”をテーマにした物語だそうで、とても興味が沸いてしまいます。
丹後物狂は、大事な一人っ子を思うあまりにひどく叱ってしまった父親と、
父を恨んで身投げした子が智恩寺で再会を果たす曲で、
天橋立に通った足利義満のために作られたとも言われています。
2009年に智恩寺の境内で復曲を遂げたのをきっかけに、
地元ゆかりの日本文化を残そうと絵本づくりに取りかかったそうです。
是非私も購読し地元の再発見につながればと思います。